12Nov
サーキット走行での練習方法
あなたはサーキット走行が上手くなりたいと思っているかと思いますが、やはりサーキット走行には練習が必要です。では、どんな練習方法が良いのでしょうか?
まず初心者の方は、1つのサーキットでの練習に集中した方が良いと思います。その中でも、筑波サーキット1000のようなテクニカルなショートサーキットが好ましいです。色々な要素を兼ね備えているサーキットの方が練習になりますし、他のサーキットにステップアップする際にも応用が利くようになります。
初心者の方は、まずはちゃんとラインを間違えずに走れるように練習することです。スピードが上がっていくとラインを守れなくなってくる人が多いです。ライン取りをしっかり体に叩き込んでください。そして、クリッピングポイントから早くアクセルを踏めるように練習することです。しっかりスピードに慣れ、コーナー立ち上がりからアクセルを踏んでいけるようにすることが大切です。
それができるようになってきたら、今度はブレーキングやコーナリングです。ブレーキングではタイヤをロックさせないように丁寧で強いブレーキ、スムーズなブレーキングになるように練習をしましょう。ブレーキの踏み方としては、最初は強く段々弱くです。
コーナリングでは、車をコントロールする練習をしましょう。コーナー進入ではブレーキを徐々に弱めていく練習やステアリングでコントロールする練習をすることです。この際も雑に扱うのではなく、丁寧でスムーズな操作を心がけてください。ブレーキング、コーナリング、立ち上がりの3つに分けて各箇所に課題を持って練習してください。
サーキット走行中級者の練習方法
中級者になったら荷重移動の練習です。どのように荷重が移動すると車の向きを変えやすいのか、荷重移動でコーナリングをスムーズに走ることを練習してください。荷重移動の理解が進むと、コーナリングスピードが上がり車のコントロールが自由自在になり楽しくなっていきます。
そして、アンダーステアの際の対処法も練習してください。アンダーステアが出たらどんな対処をすべきなのかを体に叩き込んでください。オーバーステアも同様です。オーバーステアの対処ができるようになると、かなりのレベルだと思います。
続いては、上手くいかないコーナー、1つのコーナーを徹底的に分析し走り方を色々試す練習をすることです。1つのコーナーに集中していき、それをつなげていくことで、全てをまとめたラップになっていきます。どれか1つのコーナーが駄目だとラップタイムに影響してきます。
サーキット走行では、安定したラップを刻むことも大切です。速く走る中でも安定したラップを刻むことです。一発だけ速いだけでは上手くなったとは言えません。速いラップを安定的に刻んでいくことが上級者への道です。
サーキット走行では課題を持つこと
サーキット走行では、乗る車や走るサーキットが変われば走り方も変わってきます。そのためには、サーキット走行の基礎をまずは体に叩き込むことです。そうすれば、どんな車に乗っても、どこのサーキットに行っても応用が利くようになり、ある程度すぐに上手く走れるようになります。
あれこれ全てを試す前に、まずは課題を持ち、その課題に集中して練習していくこと、そして1つ1つ課題をクリアしていくことです。1つ1つ集中して課題をクリアした結果が、速くてスムーズで上手い運転になっていきます。そして、タイムも上がっていくはずです。
サーキット走行中級者までは、あまりテクニックを入れずに基礎に集中して練習してほしいと思います。基礎に徹することが素晴らしい結果にもつながります。まずは目の前の課題に集中しクリアすることです。