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2008年 講演:メンタル

2008年 講演:メンタル

続いてメンタルについてお話させて頂きます。メンタルは生きていく上でも非常に重要な部分かと思います。メンタル強化の方法はいくつかあると思うのですが、僕が経験したメンタル強化の方法をお話します。

①まず1つ目は、例えばスポーツの場合、いくら技術が伴っていてもメンタルが弱いと勝負に勝てないということもあります。
私もそういう経験が幾度となくあります。スポーツに限らず、メンタルの締める割合ってすごく大きいと思います。ここではスポーツに特化してお話しますが、やはりどれだけ自分に自信が持てるかで、メンタルの部分も変わってくると思います。自信を持てること、それが大事なのですが、スポーツだったらたくさん練習したりすることで、自信も持てるようになると思います。

ただ、他のスポーツ、例えばサッカーや野球などに比べモータースポーツってちょっと特殊なんですね。だいたいシーズンが始まるのが3月からで、終わりが11月ぐらい。レース自体は月1回なので、年間9レースから10レースといったところです。1回のレースの内容としては、金曜日に練習走行を2時間ぐらいして、土曜日に予選1時間、日曜日に決勝といった感じです。

それ以外に練習が10時間ぐらい、年間で60時間ぐらいですかね。そう思うと、あまり乗る時間がないんですね。皆様もご存知かと思いますが、モータースポーツはお金のかかるスポーツなので、あまり練習ができないんですね。これは、車という道具とサーキットがないとできないので。これが例えばサッカーだと、ボール1つあれば、なんとか練習はできますよね。

だからドライバーはレース以外、乗るということの代わりに筋力や体力トレーニングをしたり、イメージトレーニングをして次のレースへのモチベーションを高めるんです。それを、自信に代えてメンタルを強化していきます。

②2つ目は、私はメンタルが強い弱いというよりは「楽しめているか」「楽しめていないか」という判断をするようにしています。
その方がなんとなく考え方として楽だからです。以前、スポーツトレーナーにメンタルトレーニングを行って頂いたことがあります。これは、私にとって絶大な効果を発揮しました。メンタルトレーニングと言っても色々あって、最近では本とかでもたくさん出ているんです。それは全て正しい方法だと思うのですが、要はその時にどの方法が自分に合ってるのかが重要だと僕は思います。

僕がメンタルトレーニングをした時は、私が結構伸び悩んでいた時だと思います。頑張っても頑張ってもうまくいかないということ、皆さんもありませんか?なんでこんなに頑張ってるのに、うまくいかないんだろ?と。

うまくいかないときというのは、おそらく周りが見えていなかったり、自分自身を見失っていることが多いんだと思います。私の場合はたまたまスポーツトレーナーが近くにいたので、相談し、メンタルトレーニングをしてもらえたのですが、そこで教えられたのは、「自分を知る」ということでした。

自分がどういう人間で、どういう性格で、どういう状況にあるとパフォーマンスを発揮するか・・・など。それまでの僕は、勝つということを意識してやることで、メンタルが強くなるのだと思っていました。もちろんそういうこともあるのでしょうが・・・

ただメンタルトレーニングを行った時に、私は自分を違う視点から見ることができました。そして、良い時のこと、悪いときのことを色々と思い出してみました。色々思い出してみると私の性格上、集中しようしようと思えば思うほど周りが見えなくなってしまうんですね。

要は、頑張ろう頑張ろうと思うほど、力が入って緊張してパフォーマンスが発揮できないということです。あとは、勝つぞ勝つぞなんて思っていると、変な力が入ってしまう、萎縮してしまうといった感じです。こういう時のレースは乗っていても力が入って、操作も雑になって気持よくない、守りのレースになってしまい楽しくないんですね。おのずと、結果も悪いです。

逆にレース前、乗る前とか談笑しているほうがリラックスできて良いみたいです。それは、今までのレースを振り返ってみても、そうだなと思います。僕が思うに、リラックスと緊張の合間がちょうど良いパフォーマンスを生み出すんだと思います。段々、レースを重ねているうちに、どういう時に自分が良いパフォーマンスを出すんだなというのがわかってくるのですが、やっぱり僕の場合は楽しんでやってる時の方がパフォーマンスが発揮できるのがわかりました。

よく、言われるのは、レース前なのにあいつは集中していないとか、やる気が見られないとか言う人もいるのですが、乗る前に談笑していてもパフォーマンスが発揮できるのなら、そっちの方が良いと思います。要は、人によってパフォーマンスを発揮する方法が違うということです。

もちろん、レース前には誰とも話さず一人の世界に入って集中するなんて人もいます。それはそれで、その人のパフォーマンスが発揮されるのであれば、それが正しいのだと思います。

③3つ目は、私の場合は褒められるとどんどん良くなっていくということがあります。
これも性格なのですが、褒めて伸びるタイプと叱ってナニクソと思って伸びるタイプとがいると思います。私が昨年まで出ていたレースには無線がついていて、無線で「麻生君調子いいね~いいよ~」なんて言われると気分が良くなってどんどん調子がでてくるんですね。これはあくまで私の場合ですが・・・もちろんここで有頂天になってはいけませんが。

皆さんは社長さんなので、部下が多いと思いますが、社員と接する中で、その人の性格を判断して使いわける方が良いのかと思います。

④4つ目は、レース前に唱える言葉があります。
「冷静に」「スムーズに」「丁寧に」です。これは僕のメンタルを安定させてくれます。ドライバーって、コーナーでは歯を食いしばって、他の車とバトルをしながら必死に走っているんですけど、段々熱くなってくることもあるんですね。それがあまり熱くなりすぎると、スピンやクラッシュにつながってしまいます。

やはりどれだけ冷静にマシンをコントロールし状況を把握し分析できるかが、勝利につながるんです。なので、レース中も乱れてきたら唱えるようにしています。そもそも、レーシングカーを速く走らせるには、スムーズに、丁寧に扱うことが大切なんです。雑に扱えば扱うほど、タイヤの消耗は早くなり、エンジンのライフは短くなりという感じです。

これは人にも言えることで、扱い方次第でせっかくの人材も良く育てば、悪く育つこともあるということです。という感じで、僕はレースに挑む時は勝つよりも楽しむということをキーワードにしてやっています。その方が結果も出るので。あと、僕が楽しんでパフォーマンスを出せば、きっと周りも楽しんでくれると思うので。

皆さんも仕事をしている時に精神的に辛いと思ったら、その仕事の楽しみ方を考えてみたらいかがかなと思います。あと行き詰まったら、初心に戻るということも大事かと思います。そうすると、「ふ」と見えてくるものがあるので。

 

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