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2008年 経営者向け講演:コミュニケーション

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まずは、コミュニケーションについてです。先ほどもお話したように私がレースデビューをしたのはイタリアだったのですが、やはり異国の地で日本人1人でとなると孤独になることもあります。楽しい反面、不安もあるわけです。

やはりイタリアに渡って最初のうちは、言葉の壁もあり、コミュニケーションをとるのが非常に難しかったです。ということで、語学学校に通い勉強して、なんとか日常会話ぐらいは喋れるようになりました。ただ専門用語もあるので、そこらへんはメカニックと話して覚えるしかなかったんですが。今でも日常会話ぐらいは話せます。

さて、彼らにとっては、日本人がわざわざ1人で海外のレースに出るということで、珍しかったということもあり、すごく良くしてくれました。で、イタリアでの3レース目の時にある変化が起こりました。その時のレースはイタリア国外、クロアチアでのレースだったので移動からご飯までメカニックと行動を共にしました。もちろんレースの話もさることながら、くだらない話などで盛り上がったりで・・・やっぱりそこは世界共通みたいですね。

そして、その週末のレース、激しいバトルを展開し、良い成績で終わることができたのですが、私以上にメカニックがすごく喜んでくれました。この時初めてわかりあえた、1つのチームになったんだなという気がしました。ここで私が思ったのは、言葉はたいして上手くない。だけど、たくさん話したり自己主張したことで、 YujiAso という人間を理解してくれた。それが、お互い「こいつのために頑張ろう!」という気持ちになって良いパフォーマンスができたのかなと思いました。

そのレースウィークで信用・信頼が生まれ、その結果が成績にも現れたのかなと思います。本当に思ったのは、自己主張しないと駄目だなということはよ~くわかりました。たぶんそれまでの2レースは、 Yuji Aso って誰って感じだったんでしょうね。それが、そのレース以降はちゃんと名前も覚えてくれたし、一人のレーシングドライバーとして認めてくれるようになりました。

言葉、言霊ですかね、大事だなって思いました。これは、日本でも同じことで、いくら言葉上のコミュニケーションがとれていても、心が通じ合っていないと駄目、自己主張しないと駄目なんだなと思います。昨年は、国内で耐久レースに出ていたのですが、耐久レースは15人近くのスタッフがいるので、結構コミュニケーションをとるのが大変でした。一番コミュニケーションをとる方法としていいのは、レース以外での交流、例えばご飯を食べに行ったり飲みに行ったりですね。飲みニケーションてやつですかね。

そういう場で、本音で話すことで、どういう人間かがわかり、お互いが打ち解け合える、理解することができるんですね。あとは、冗談を言えるようになる、笑いをとったりすることですね。ほんと笑いというのは、その場をなごませてくれる、すごく大事ですよね。関西の方は得意だと思いますが。

あと、ドライバーからスタッフを見た時に、おとなしいスタッフもいます。皆さんから見ると、おとなしい社員がいるといった感じでしょうか。ただ、そういう人もちゃんとリスペクトしてあげる、違う視点から見てあげる、その人の良い所を引き出すことで、活き活きとし、輝いてくるということがあります。そうすると、思ってもみなかった良いパフォーマンスを発揮することがあるんですね。

皆さんも、会社の成長のために是非社員のいいところをいっぱい引き出してあげてください!そのためにも、お互いが理解しあえるようにコミュニケーションを大事してください。

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