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2008年 経営者向け講演:トラブルや失敗から学ぶ

さて最後になりますが、人間は失敗から多くのことを学ぶことができるんですね。私もたくさんの失敗をしてきましたが、それを後悔とは思ってなくて、あくまで、次へのステップだと思っています。

ここで話すのは失敗というよりはレース中のトラブルの話しなのですが・・・スポンサーさんの社員さん達が耐久レースを見に来ていた時のことです。

もちろんチームとしては、スポンサーの前で良いレースを見せたい、勝ちたいと思うことは当然のことです。しかし、マシンは生き物なので、時としてトラブルが出るんですね。

そのレースでは、マシントラブルで緊急ピットインを余儀なくされました。耐久レースなので、チームとしては直して復帰すればまだ勝負ができると思い、メカニックが必死になってマシンを修復し始めました。

我々ドライバーにとってみれば、何で壊れるんだよ、畜生という気持ちなんですが。あとあと、それを見ていたその社員さんが、自分の仕事に置き換えてその場を見ていたと言ったんです。

トラブルになった時に自分には何ができるのかを考えたそうです。メカニックが諦めずにマシンを直している姿を見て、その社員さんは諦めずにやるということがいかに大事かということを痛感したそうです。その社員さんは、自分にはもっといろんな事ができるんじゃないか、あんなこともこんなことも、と思ったそうです。

はっきり言ってレースとしては、トラブルなんて駄目なことです。そのレースは結果的にリタイアだったのですが・・・まあ、結果はどうであれ、諦めずにやるということが大事だと私もその社員さんも思ったことです。まあ、何事もトラブルは付き物で、そういったことから学ぶ人もいて、人間というのは、こうやって成長していくんだなと思いました。

ということで今思うのは、本来自分が好きで始めたレースなのですが、結果的に私が走ることで多くの人が喜んでくれたり、感動したり、夢や希望を持ってくれたり、色々と学んでもらえることが、今では私のやりがい、モチベーションになっています。

私が走ることで、人の役に立てるのであれば、この上ない喜びだと思っています。今後もこの思いを胸に、多くの人を喜ばせて、ハッピーにできるように頑張って走りたいと思います。

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