11Nov
サーキット走行で起こりうるトラブル
サーキットでは様々なトラブルが起こります。それは、主に車両に起こるトラブルです。なぜかといえば、サーキット走行では、車にものすごい負担がかかっているからです。その負担により、様々なトラブルを招くことになります。
エンジンを全開にすることも多くなるのでエンジンへの負担も考えられます。サスペンションといった足回り関係なども縁石などで衝撃を受けたりして負担を受けることになります。タイヤやブレーキ、オイル関係は消耗品ですし、マニュアル車であれば頻繁にギヤチェンジをすることでミッションにも負担がかかります。
このように、サーキット走行では様々な箇所に負担がかかります。ですので、これらの箇所の整備を疎かにしてサーキット走行をすると、負担に耐え切れず車両が悲鳴をあげトラブルへと繋がっていくわけです。
サーキット走行で特によく見受けられるのがオイル漏れなどです。オイルはその機能を潤滑にしている役割があります。そのオイルが漏れれば、壊れるのは当たり前です。オイル漏れによるトラブルでは、エンジントラブルやミッショントラブルなどが多いかもしれません。
走行前の整備はしっかりと
車両トラブルは、自分へのダメージも大きいです。エンジントラブルやミッショントラブルは大きな出費にもつながります。ですので、走行前の整備をケチらずしっかり行ってほしいと思います。どっちの方が安いかといったら、結果的には整備代の方が安いわけですから。
そして、タイヤやブレーキのトラブルは、非常に危険を伴います。タイヤは車の中で唯一路面と接地している部分です。そのタイヤが、パンクしたりグリップを失えばコントロールを失うことにつながります。タイヤのトラブルによるスピンは、ほぼコントロールのしようがありません。止まるのを待つだけです。ですので、しっかりタイヤの溝や空気圧もチェックしておきましょう。
ブレーキトラブルも致命的です。ブレーキが効かなくなれば、おわかりの通り車は止まりません。コーナー進入でブレーキが効かなかったら恐ろしいですし、もちろん危険です。ブレーキの効き具合やブレーキパッドの厚みなどもチェックしておくことが重要です。ブレーキの効き具合が甘いのであれば、エアが噛んでいる可能性がありますので、エア抜きする必要があるでしょう。
オイル漏れによるトラブルは自分の車両にもかなり負担になりますが、オイルをコース上に撒き散らしてしまう原因にもなります。すると、周りで走っている車両に対して迷惑になります。自分が撒き散らしたオイルに乗って滑ってしまう車両もあるでしょうし、それによってクラッシュしてしまう可能性もあります。車両トラブルは自分だけではなく周りにも迷惑をかけてしまうので注意が必要です。
ちょっとした整備を怠らないこと
ということで、サーキット走行前はちょっとした整備も怠らないことです。大きな事故にならないためにも、ちょっと気になるところはしっかり整備をしておくことが重要です。自分が思っているよりもサーキット走行では車両にかなりの負担がかかっています。そういう認識のもとにサーキット走行を楽しんでほしいと思います。
整備をせず不安な状態でサーキット走行をしたところで、良いタイムも出なければ楽しむこともできないでしょう。しっかり整備をしておけば、心置きなくサーキット走行を楽しめるでしょうし、それに伴って良いタイムも出るはずです。
サーキット走行での車両トラブルは誰にでも起こりうることです。ちなみに、サーキット走行で車両トラブルが出たら、レッカー車で運ぶことになると思います。走行会などでは、主催者がレッカー屋さんを知っている可能性がありますので、サポートしてもらうといいでしょう。