12Nov
サーキット走行でのフェード現象
フェード現象とは、ブレーキが熱を持ち効きにくくなることです。サーキットでは、わりと起こりやすい現象です。ブレーキを踏んで止まらない、ブレーキを踏んだ際にペダルがふかふかするといった感じになります。原因としてはブレーキを多用したことによるものです。
サーキットでは、ハードブレーキングをすることが多くなります。するとブレーキが摩耗してきて、効きにくくなってきます。もちろん、サーキットではブレーキが命ですから、ブレーキが効きにくなることは怖いですし致命的です。
では、どうしたら良いでしょうか?
サーキット走行でのブレーキの使い方
サーキット走行でのブレーキの使い方としては、短時間で短い距離でブレーキを終わらせることです。フェード現象の原因として、長い時間だらだらとブレーキを踏んでいるから熱を持つということがあります。ですので、短い時間でブレーキを終わらせることが重要です。
もし、フェード現象が起きた時は、ブレーキを冷やしてブレーキが効くのを待つしかありません。ですので、走行中であればスロー走行でクーリングするのがいいでしょう。ブレーキが効かなくなることは、非常に危ないので、ブレーキが効かなくなったらスロー走行するかもしくはピットに戻るのがいいでしょう。
サーキット走行ではメリハリをつけて走ること
フェード現象を起こさないためにも、サーキット走行ではメリハリをつけて走ることが大切です。ブレーキングの際もだらだら踏むのではなく、短い距離で短時間でブレーキを終わらせることがブレーキに無駄な熱を持たせないことにつながります。
だらだら踏んでしまう原因として、おもいっきり踏めないということもあります。ですので、ABSが作動するぐらいおもいっきり踏んでいってほしいと思います。