12Nov
憧れから始まる夢への道
私がなぜレーサーを目指すことになったのかをお話します。
私はどうも夢を追わないと駄目な人間らしく、今でもそうなのですが、常に夢を持つことを、そして夢を追いかけることを信条に持っています。
そもそも私がレーサーに憧れるようになったのは、高校2年の時です。
私は3月生まれということもあり、バイクの免許を取れるのがみんなよりもどうしても遅いのですが、そんなこともあって、友達にバイクを借りて無免許で乗ったりもして、見事に無免で捕まることになったこともあります(笑)
家庭裁判所に行ったりもしましたが、まあ初回ということもあり無処分でした。
そのあと、ちゃんと免許を取って乗ることになりました。
とにかく、あの風を切る爽快感、スピード、気持ち良くて楽しかったのを覚えています。
そんな時に流行っていたのがF1でした。
当時はバブル時代ということもあり、F1がすごく流行っていました。
みんながアイルトン・セナに夢中になっていた時代でした。
高校の時の楽しみは、F1を見ることぐらいしかなかったように思います。
これは大袈裟じゃなくて。
F1を見ていて、俺も乗ってみたいな~と純粋に思うようになりました。
レースのスピードというものを体験してみたい、あの華やかな世界を体験してみたい、そんな風に夢を見ながらいつもF1に夢中になっていました。
こんな気持ちを持ちながら高校を卒業し、本当はレースをしたかったのですが、とりあえずつまらない高校生活から自由になりたくて留学を選ぶことにしました。
小学生の頃に行っていたイタリアに留学することにしました。
そんなイタリア生活でも何か物足りなさを感じていました。
やっぱりレースをやってみたいな~と色々と考えた末に出した決断が、レーシングスクールに行くことでした。
チャレンジの大切さ
そして、フランスにある有名なレーシングスクールに行きました。
そして初めて乗ったレーシングカーにすごく感動しました。
こんな世界があるのかと。
私が想像していた以上のスピードとGフォース。
こんなスピードでもコーナーを曲がれてしまうのかと本当に驚きました。
何よりも言葉にできない、内から溢れ出てくるようなワクワクする感情がありました。
私はレーシングカーの、スピードの、そしてGフォースの虜になってしまいました。
また乗りたい、またこの感覚を味わいたいと思うようになり、真剣にレーサーを目指すことになりました。
最初は華やかな世界F1への憧れもあったけど、結局はレーシングカーを乗ることの楽しさやワクワク感が忘れられませんでした。
純粋に乗ることの楽しさを知ってしまいました。
あの感動、感覚は今でも忘れていません。
今思うことは、憧れのままで終わらせなくて良かったということです。
チャレンジすることで、今までにない掛け替えの無い経験ができ、そして今の自分があるのかなと思います。
成功するか失敗するかは問題じゃなくて、チャレンジしないことの方が問題なのだと思います。
そして、チャレンジすることが大事なんだと。