12Nov
復活
2002年、新たなステップを目指し、富士スピードウェイで開催されているロードスターカップへの参戦を決めました。自分で車両を購入しての参戦、周りの人に手伝ってもらい手弁当での参戦となりました。このレースは、年間5戦で争われました。富士スピードウェイはストレートが非常に長く、ロードスターで走行するストレートはもどかしく感じもしました。最高速で180kmぐらいでした。
今まで私が乗っていたフォーミュラカーに比べると、加速感、コーナリングスピード、G(重力)など全てが違い、体にかかる負担はかなり楽なものでした。皆さんが乗っている一般車と同じぶん、ハコは親近感が湧くのではないかと思います。そしてシーズンが開幕、予選で後ろのクルマと2秒近い差をつけてポールポジション獲得しました。
レースが始まってからも、圧倒的な速さを見せつけ2位と大差をつけてトップでゴール!久々のレースで優勝することができました。
この頃は、本当に周りの人の協力でレースをすることができました。資金不足の私に、いろいろと物品提供してくれたり、メンテナンスを安くしてくれたりと、やはり、レースは一人の力じゃできないのです。そう思うとレースが出来ない日々も、人脈作りという意味では無駄ではなかったのかなと思います。まあ、人生において無駄なことなんてあまり無いと私は思っています。何事も経験です!