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イタリアでのレーシングスクール

さて、4月に入りレーシングカーに乗ることに。ずっとコンタクトを取ってきたイタリアの名門「ヘンリー・モロー・レーシングスクール」。初めて乗ることになるフォーミュラ・フォードに慣れるためにレーシングスクールに入校することに。

このレーシングスクールは1981年からある名門で、多くのドライバーを輩出してきました。もちろんF1ドライバーなども輩出してきました。校長先生は非常に優しいユーモアのあるお爺ちゃんで、まあとにかく元気で陽気な人です。ちなみにフォーミュラ・フォードとは、ウィング(羽)の付いていないフォードエンジンを積んだフォーミュラカーです。

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海外では入門カテゴリーとして有名で、過去にはアイルトン・セナなどもこのカテゴリーを経てステップアップしていきました。このレーシングスクールでは、以前にも書いたフランスのレーシングスクールと同じ様な練習を行いました。フォーミュラ・フォードはウィング(羽)がないので結構滑ります。ウィング(羽)があるとクルマを下に押し付ける力が働くので、コーナーでも非常に安定したスピードで進入することができます。このクルマを下(路面)に押し付ける力を「ダウンフォース」と呼んでいます。

クルマに乗る以外で大事なことがコミュニケーションです。自分が何をすれば良いのか、どうしたいのかなど、コミュニケーションをとる必要があります。これらをイタリア語でやりとりしなければならないのですが、私は日常会話ぐらいのイタリア語は話せましたが、レース関係となると専門用語が必要となるので理解できない言葉が多くありました。それでも、校長先生やインストラクターは親切に理解できるまで教えてくれました。やはり私も真剣なように相手も真剣でした。

もちろんずっと真剣にやっていては疲れてしまうので、彼らは遊ぶところはとことん遊びます。そのメリハリがしっかりと出来ています。そんなところが私は大好きでした。私は今でもこのような生き方を参考にしています。

スクールでは「クルマの限界を知れ」ということで、「スピンをもっとしろ」と言われました。しかも「クラッシュしてもいいから!」と。こういう教え方は出来るようでなかなか出来ないなと思いました。そんなこんなでレーシングスクールも終了し卒業証書をもらい、いよいよレース参戦の準備に入りました。私が参戦するのは、ヘンリー・モロー・レーシングスクール主催の「フォーミュラ・フォード・イタリアシリーズ」。このシリーズは、年間10戦でイタリア各地を転戦。いよいよ初のレース参戦。

この頃は、本当にワクワクドキドキといった感じでした。とにかく全てが刺激的でした。クルマに乗るのも、普段の生活も。今思えば若かったな~と思います。まったく不安もなく、ただただ前に進んでいくといった感じです。若い頃って本当に恐いものなしですよね。

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