11Nov
サーキット走行では筋肉痛になるのか?
サーキット走行では筋肉痛になるのでしょうか?
それは、車両にもよります。フォーミュラカーは確実に筋肉痛になります。フォーミュラカーは車高が低くダウンフォースがあり、速いスピードで走るので高いGフォースが発生します。コーナリング中は何Gもの負荷がかかり、首や体全体に負担がかかります。ブレーキを踏むにも踏力が必要です。フォーミュラカーに長時間乗った後は、確実に筋肉痛になります。
それに対して一般車のようなツーリングカーですが、これに関してはコーナリングスピードもそんなに高くないのでGフォースによる筋肉痛はあまりないでしょう。ただ、サーキット走行ではハンドル操作やアクセルやブレーキなどのペダル操作、ギヤチェンジなど多くの操作を行いますので、何周もしていると疲れてくるかもしれません。
そして、スピードを出して走ることで目が疲れてくると思います。速いスピードで走ることは、非常に神経を使います。さらには、他の車両も走っているので気を使いますし、路面状況やスピンをしている車両などにも気を使わなければいけません。ですので、神経的に疲れてくる可能性があります。そういう意味では、走行後は肩こりなどはあるかもしれません。
状況によっても疲れ方が違う
路面状況やタイヤのグリップによっても疲れ方は変わってきます。路面状況が良くタイヤのグリップが良ければ、ハンドルを一定に保つために力を入れるので腕が疲れてくるでしょう。路面状況が悪くタイヤもグリップが悪ければハンドルを小刻みにコントロールしなければいけない可能性があるので、これもまた疲れるでしょう。ただ、疲れ方が違うかと思います。
ブレーキングやコーナリングでは、無意識の内にあらゆる箇所に力が入っています。サーキット走行では割と全身を使うのですが、歯を食いしばる事も多くあります。それだけ力を入れて耐えることが多いサーキット走行において、歯を大事にしておくことも重要です。
そして、サーキット走行では季節も体の疲れに影響してきます。春や秋、冬は比較的楽しく走行できると思います。しかし、夏は体力的にもかなりきつくなります。サーキット走行では夏でも長袖、長ズボンで走らなければいけません。ヘルメットはもちろん着用しなければいけませんし、レーシングスーツを着ればもっと暑いでしょう。
一般車は夏でも窓を閉めての走行となりますが、その際に冷房を入れるか入れないかはドライバー次第です。冷房を入れるとエンジンのパワーが落ちタイムが落ちることにもつながります。ですので、冷房を付けずに耐えることも多いです。ただ、暑さで気を失ってしまっては困るので、冷房を付けるかどうかは自分で判断して頂きたいと思います。
夏のサーキット走行では、暑さで熱中症になる可能性もあります。サーキット走行では常に十分な水分補給をして走行に備えてほしいと思います。
一般車は筋肉痛にならない
ということで、一般車でのサーキット走行での筋肉痛はあまり無いと思います。暑さによる疲れや神経を使うことによる神経的疲労、操作などによる疲労はあるかもしれません。それによって、肩こりなどになる可能性はあります。
ですので、一般車でのサーキット走行はある程度歳を重ねても可能です。もちろん、普段も車に乗っていて状況判断などが正常にできることが前提です。これがレーシングカートやフォーミュラカーになると、体力的にも筋力的にもかなりきつくなります。