11Nov
サーキット走行に保証はない
当たり前ですが、サーキット走行に保証はありません。なぜなら、スピードを出して走るのですから。スピードを出して車を走らせることは非常にリスクの高いことです。スピードを出して車を走らせることは、コントロールも難しいですし、目がスピードに慣れていないということもあります。
そういった未知数の危険に保証していたら大変ですよね。サーキット走行向けの自動車保険が無いのも頷ける話です。それだけ、クラッシュするリスク、車が壊れるリスクが高いということです。
サーキット走行では必ずと言っていいほど誓約書を書かせられます。これは、サーキットで起きた事故について一切の保証をしないということです。保証していたら、きっと切りがないからだと思います。これはレースでも書かせられます。
ちなみに、サーキットでガードレールにぶつかってガードレールが壊れた際は弁償となります。ガードレールは結構高いそうです。私も富士スピードウェイでガードレールにクラッシュしたことがあります。ただ、富士スピードウェイがその後すぐに改修だったので助かりました。
サーキット走行で同乗できないのは保証できないから
サーキット走行で、一般の方が同乗走行できないのは運転に保証がないからです。一般の方が同乗走行をして同乗者の方に何かあったらサーキット側が何を言われるかわかったものではありません。いくら運転に自信があったとしても、プロでない限り保証の効かないものは禁止していくしかないのです。
ちなみに、プロのドライバーは許可を得れば同乗走行が可能です。走行会やイベントなどでは私もお客様を乗せて同乗走行を行います。やはり、これはそれだけの技術を身につけてきたからです。
サーキット走行にはそれだけのリスクがあるということです。そのリスクを承知の上で私たちはサーキットを走行しなければいけないのです。なので、サーキット走行の基礎を身に付けることは非常に重要なことなのです。
保証はないけど楽しいサーキット走行
とはいえ、リスクを冒してでも楽しめるのがサーキット走行です。一般道でスピードを出して走ることはもっとリスクが高いです。なので、サーキットで走ることでそのリスクを軽減することが可能になるのです。リスクはリスクと捉え、覚悟を持って走ることが大切です。
ぜひ、あなたにはサーキット走行を楽しんでほしいと思います。そのためには、サーキット走行の基礎を学び実践すること、これに尽きると思います。サーキット走行で安全という保証を得られるように、サーキット走行の基礎を学んで上達していってほしいと思います。