12Nov
サーキット走行でのタイヤの種類
サーキット走行では、どんなタイヤを履けば良いのでしょうか?
サーキット走行でのタイヤ選択は様々です。一番はグリップの良いタイヤを履くのが良いでしょう。とはいえ、レースじゃない限りそこまで良いものを使用しなくても良いと思います。
さて、サーキット走行ではみんなどんなタイヤで走行しているのでしょうか?
これも様々ですが、まずは普段一般道でも使用しているノーマルタイヤで走っている人が多いです。これは、普段走っている状態のそのままで来て、サーキット走行をして帰るというパターンです。はっきり言って、ノーマルタイヤでも十分サーキット走行は楽しめます。
続いて多いのが、タイヤを持参するタイプです。サーキットまで普段使用しているノーマルタイヤで来て、サーキットで自分でサーキット用のタイヤに交換するパターンです。なぜタイヤを交換するのかと言えば、それはもっとグリップの良いサーキット用のタイヤで走りたいからです。というように、自分のレベルやその用途に合わせて、タイヤを履き替えることも良いと思います。
サーキットに適したタイヤ
サーキット走行をするには、もちろん普段使用しているノーマルタイヤでも大丈夫です。しかし、ノーマルタイヤでサーキットを走るにはグリップ不足も否めません。そして、サーキット走行ではタイヤへの負担やストレスが半端なくかかります。ですので、どんどんタイヤが磨耗していきますので、普段使用しているノーマルタイヤをあまり減らしたくないという方は、走行前にサーキット走行用のタイヤに交換することをお勧めします。
では、サーキット走行に適しているタイヤとはどんなものがあるかというと、スリックタイヤとSタイヤです。スリックタイヤは、レースなどでも使用されているタイヤです。スリックタイヤは溝がないので、路面にタイヤのゴム全てが接地しています。タイヤの発熱も早いですし、タイヤが発熱すると非常に高いグリップ力を発揮し、コーナリング時やブレーキング時、コーナー脱出時のグリップが増し、さらに安定感が増すのでノーマルタイヤと比べ明らかにタイムも向上していきます。
ただ、スリックタイヤを履くのは競技用の車両がほとんどです。では、一般車でのサーキット走行ではどんなタイヤを履くのがいいかと言えば、それはSタイヤです。Sタイヤとは、大きな溝が数本ありスリックタイヤに近いものです。Sタイヤは、スポーツタイヤやセミレーシングタイヤ、セミスリックタイヤなどと呼ばれることもあります。
Sタイヤはノーマルタイヤに比べ、明らかにコーナリング時やブレーキング時、コーナー脱出時のグリップが増すので、走行時の安定感が増していきます。サーキット走行では、このSタイヤを持参しサーキットで交換する人が多いです。
その時の状況でタイヤを選択する
ただ、スリックタイヤやSタイヤはグリップが増し安定感を増す反面、弱点もあります。それは、雨の日に弱いということです。スリックタイヤは雨を排出する溝が全くないので、雨が降るとグリップを失います。まさに、氷の上を走っているように滑っていきます。
Sタイヤには大きな溝がいくつかありますが、とはいえ、溝の多いノーマルタイヤに比べればやはり雨ではグリップを失います。レースではレインタイヤというものもありますが、趣味でサーキット走行をする上では全く必要のないものなのでノーマルタイヤで十分です。
このように、スリックタイヤやSタイヤは雨の日には適さないタイヤです。一番微妙で怖いのが、サーキット走行中に雨が降ってくることです。この時は、早めにピットに入ってタイヤを交換するか、クラッシュしないように走行をやめるべきでしょう。
ということで、その時々の状況でサーキット走行に適したタイヤを選んでほしいと思います。まずは、初心者の方はノーマルタイヤでも大丈夫です。