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イタリアF3テスト①

さて、今回はF3初ドライブについてです。これについては、2回に分けてお話ししようと思います。フォーミュラ・フォード1800のテストも無事に終え、またまた考えることになりました。やっぱりフォーミュラ・フォードではないなと思ったある日、レース雑誌のある記事を目にすることになりました。それは、私の卒業したヘンリー・モロー・レーシングスクールがF3に参戦するということでした。

私はテスト出来るかすぐに電話しました。校長先生は、「Sei abbastanza veloce, quindi puoi fare il test di F3」訳すと、「あなたは十分速いからF3のテストをすることができる」と言ってくれ、次の週にテストをすることになりました。すごく嬉しいしワクワク、ドキドキでした。

テスト前日、スタッフとの顔合わせとシート合わせのためにサーキットへ。やはりF3ともなると何か雰囲気が違うなと感じました。それは、設備や関わる人達、空気、環境など、全てにおいてプロフェッショナルさを感じさせました。この雰囲気がなんともいえないプレッシャーともなりました。

さて、シート合わせとは自分に合ったシートを作ることで、フォーミュラカーでも上のカテゴリーに行くと発泡ウレタンでシートを作ることになります。自分専用のシートを作ることで、体をホールドさせコーナーでのG(重力)に耐えることができるようになるのです。フォーミュラ・フォードだとシート合わせと言ってもスポンジを背中に入れるぐらいでしたが、F3ともなると体にかかるG(重力)がすごいのでちゃんとした物を作るのです。

シート作りの作業としては、まずはコクピットにビニールが敷かれ、その上に座り発泡ウレタンをビニールの中に流し込みます。しばらく待つと膨らんできて自分の体の形に固まります。あとは削ってきれいに調整し自分の好みにフィットさせて完成となります。

シート合わせも終わり翌日のテストに備えるのですが、サーキットの帰りになんと雪が降り始めました。夜には積もり始め、翌日のテストは中止だなと思っていました。

そしてテスト当日、外を見たら雪はやんでいましたが、路面の状況からしたらテストは中止だろうなと思っていました。外は寒いですし、テストは中止だから家でのんびりするかと思って一応校長先生に電話をしてみると、「サーキットの状況を見て電話するよ」と言われました。えっ!中止じゃないの?と思いながら電話を切りました。

そして、1時間後電話があり、「テストをすることになったから来てくれっ!」とのこと、マジかよ!こんなに寒くて雪も残ってるのにテストするのという感じでした。サーキットに行くとマシンが準備されていました。

のんびりモードが一転、私は気持ちを切り替えました。サーキットを見たところ路面は一部濡れており、ランオフエリアには雪が残っていました。これは滑りそうだ、そう思いながら準備を進めました。

この時は、本当に無我夢中で怖いもの知らずで頑張っていました。海外でレースをすることは言葉の問題もありますが、逆に細かい雑音が入らないから良い部分もあります。日本語だといろいろなことまで聞こえてきてしまって集中できない事もあるからです。

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